Cente TCP/IPv4

Cente TCP/IPv4

ctkernelに対応

他OSへの移植性向上のため、iTRON4のAPI名と構造体名にプレフィックスを付加。

2005.05.20:Ver1.05

DNScで、複数タスクから同時に名前解決を行うと正しく動作しない

ctdnsc_res.cのTA_WSGLをTA_WMULに修正。

ロックするためのdis_dspをloc_cpuに変更

loc_cpuの方が軽いため。動作に変更は無い。(dnsc_mkquery()の変更)

DHCPサーバからのレスポンスがないとハングアップする

DHCPにてIPアドレス取得または更新中にDHCPサーバから応答が来ないとセマフォのデッドロックが発生していたので修正した。

フラグメントIPパケットのヘッダ内容をチェックしていない

フラグメントIPパケットはまず再構築してから、IPヘッダ内容についてチェックを行っていた。各々のフラグメントIPパケットのヘッダ内容もチェックするようにした。

TCPゼロウインドウ受信時もデータを送信してしまう

通信相手からウインドウサイズが0のACKを受信しても、その先のデータを送信してしまっていたので修正した。

IPリンク起動待ち関数で、全リンク指定のときに正常に動かない

IPリンク起動待ち関数tcpip_wai_rdy()で、複数リンクのうちどれか1つが起動したら返るような指定をした場合、実際に1つのIPリンクが起動しても返らない状態だったので修正した。

TCP連続送信が通信相手からのACKを待ってしまうことがある

アプリケーションが連続してtcp_snd_dat()を呼ぶような場合、通信相手のウインドウサイズが十分ある場合でも、通信相手からのACKを受けないと追加の通信を行っていなかったので修正した。

CenteFileSystem5.0対応

定数の定義や、ファイル名などをCenteFileSystem5.0に対応させた。(CenteFileSystem4.xとも使用可能)

FTPdバグ修正

タスク初期化構造体の第二メンバーがNULLとなっていると開発環境によってはWarningが出ることがあるので、0と変更した。

FTPcバグ修正

イベントフラグの使い方にミスがあったのを修正した。イベントフラグをクリアする方法を間違えていた点を修正し、不要なset_flgがあったのを削除した。

Cente TCP/IPv4 SNMPv2

Cente共通モジュール、CenteTCP/IPv4、ctlib、Shellバージョンアップ

Cente共通モジュール、CenteTCP/IPv4、ctlib、Shellをバージョンアップ。

メモリ周りの処理の修正

可変長メモリプールを使用していた部分を止め、ctmalloc/ctfreeでメモリ管理を行うように変更。

INTEGER、INTEGER32の符号の修正

INTEGER、およびINTEGER32型が符号なしで定義されていたが、符号付きに変更。

Cente TCP/IPv4

DHCPcのセカンダリDNS対応

DHCPサーバからセカンダリDNSを取得できるよう対応した。

経路情報のCIDR対応

設定可能なIPアドレスとサブネットマスクの制限を緩和し、CIDR環境でも運用可能にした。

FTP通信が遅い場合がある不具合修正

PCからCenteへのFTP送信をすると、CenteからのACK送信がPCが期待したタイミングと異なり、スループットが上がらないことがあったので修正した。

802.11bの受信パケットを破棄することがある不具合修正

802.11bからMTU最大のパケットを受信するとELAP層で破棄してしまっていたので修正した。

TCPキープアライブをONにしたときのコンパイルエラー

TCPキープアライブを使用する定義に変更するとコンパイルエラーが発生していたので修正した。

ブロードキャストPINGに対する応答内容の不具合修正

ブロードキャスト宛に対するPINGを受けたとき、その応答の送信元アドレスがブロードキャストになっていたので修正した。

マルチIP環境でARPが動作しないことがある不具合修正

IPのI/Fを複数使用する環境で、ネットワークデバイスドライバとの対応付けに不具合があり、IPのI/Fがオープンしているにもかかわらず、ARPではクローズしていると判断されるパターンがあったので修正した。

Cente TCP/IPv4

CentePPPVer.1.00に対応

CentePPPをCenteTCP/IPv4から使用するため、いくつかの変更を行った。

DNScのリクエストパラメータにDNSサーバアドレスを追加

DHCPdに対してDNSサーバアドレスを明示的にリクエストするよう変更した。

Cente共通モジュールバージョンアップ

Cente共通モジュールのバージョンアップ。

udp_rcv_dat()が正しくない長さを返すことがある不具合修正

トラフィックが高い状態でudp_rcv_dat()を呼び続けると、ときどき返り値の長さが実際の長さと異なることがあったので修正した。

長いPINGの受信で送信パケットリソースが枯渇する不具合修正

IPフラグメントを伴う長いPINGを受信したとき、その応答のための送信パケット群をARP解決できずに破棄する際、一部が破棄できていなかったので修正した。

TFTPのフェイルセーフ強化

ファイルの二重クローズを防止、udp_rcv_dat()からのエラーチェック強化などを行った。

TFTPdがクライアントから再送を受けたときに処理しない不具合修正

TFTPクライアントから再送を受けたとき、TFTPdで処理せずエラーを返していた。正しく再送パケットとして処理できるよう修正した。

TCPでWindowsサイズ0を通知されたときFIN受信についての動作修正

Windowsサイズ0が通知されたあと、相手からFINを受けても無視していた。FINは特別に直ちに処理するよう変更した。

TCPのクローズがしばらく実行できない不具合修正

あるコネクションのクローズ実行中に、他のコネクションのクローズが実行できない状態だったので、修正した。

TCPの再送が非常に短い間隔で発生する不具合修正

あるTCPパケットの送信から、数msec後に再送が発生してしまうことがあったので修正した。

TCPのFINを送信せずにクローズが終了してしまう不具合修正

相手からFINを受信したあと自分からクローズを行った場合に、自分からFINを出さずに一瞬でtcp_cls_cep()から返ることがあったので修正した。

TCPのFINを再送しない不具合修正

FINを送信し、その直後に、それ以前の再送のACKを受信した場合など、FINに対するACKでないACKを受信すると、FINの再送が発生しなくなることがあったので修正した。

MSSいっぱいにデータを送信できない不具合修正

TCP送信パケットのデータ部の最大長が、相手から通知されたMSSより常に20byte短くなっていたので修正した。

Cente TCP/IPv4

sys_ip_close()時にDHCP情報をリセットするよう変更

sys_ip_close()によってIPリンクを閉じても、DHCPcがRENEW時間に達するとRENEWを行おうとしていた。sys_ip_close()が呼ばれたらDHCP情報も初期化するようにした。

tcp_acp_cep()のタイムアウトと同時に着信を受けると通信不可になる不具合修正

tcp_acp_cep()のタイムアウトと同時に着信を受けてしまうと、tcp_acp_cep()からはE_TMOUTで返るが、TCPモジュール内では接続完了してしまっていた。その場合は、相手にRESETを返して初期上体に戻すようにした。

DHCPサーバからIPアドレスを取得できないことがある不具合修正

Planex社のブロードバンドルータBRL-04ARからIPアドレス割り当てを受けられなかったので修正した。

tcp_rxtaskでE_CTX発生する不具合修正

環境によっては、tcp_rxtask()のwai_sem()でE_CTXが発生することがあったので、環境依存しないコーディング方法に修正。

tcp_cre_cep()に正しくコールバック関数を指定できない不具合修正

コールバック関数のポインタを指定してもコールバック関数が呼ばれない状態だったので修正。tcp_vcre_cep()は正しく設定可能。

TCP着信が失敗することがある不具合修正

同じポート番号から何度もTCP着信を繰り返すと、そのうちにSYNACKに対するACKを受信してRSTを返してしまうことがあったので修正。FTPのデータポート(20)からの着信などで発生する。

tcp_con_cep()で接続した通信で、遅延ACKが動作していない不具合修正

着信して接続した通信では遅延ACKを使用しているが、能動的に接続した通信では未使用になっていたので修正した。

相手から通知されたMSSを正しく使用していない不具合修正

相手から通知されたTCPのMSSを内部変数に反映させる部分の不具合で、1460を通知されても送信MSSは1284になってしまっていたので修正した。

tcp_con_cep()でTMO_FEVRを指定してもE_TMOUTが返る不具合修正

TMO_FEVRを指定しても、定義されている最大回数だけSYNパケットをリトライしたあとE_TMOUTで返っていた。TMO_FEVRの場合は定義されている回数にかかわらずリトライを繰り返すようにした。

環境によっては、送信パケットが正しく構築できない不具合修正

環境によっては送信Ethernetパケットの802.3ヘッダとIPヘッダの間に2byteの空間が空いてしまうことがあったので修正

存在しない相手にパケットを送信し続けると誤動作する対策

ARPのペンディングリストに制限を設け、存在しない相手にパケットを送信し続けてもバッファが枯渇しないようにした。

起動時にRIPリクエストの送信を行うか否かの定義を追加

デフォルトで、起動時にRIPリクエストを送信してルーティングテーブルを構築する機能があるが、不要な場合は送信しないようにできるようにした。

Cente TCP/IPv4

DHCPcで、特定のIPアドレスをDHCPdに要求する機能追加

あらかじめパラメータで決めたIPアドレスをDHCPdに要求する機能を追加。DHCPd側でそれが受け入れられなかった場合は従来どおりの割り当てが行われる。

TCPシーケンス番号不具合修正

TCPシーケンス番号が0xffffffffから0x00000000へラウンドしたときに誤動作する環境があったので、環境依存しないようなコーディング方法に修正。

FTPcのAPPENDコマンド実行中のエラーで誤動作する不具合修正

FTPcで、APPENDコマンドを実行しているときにエラーが発生するとファイルがオープンしたままになってしまう不具合を修正

FTPcマルチセッション対応

FTPcで、同時に複数のFTPdに接続できるよう拡張。

ARPのAPI拡張

DHCPdオプション対応のため、ARPのキャッシュを削除するAPIを追加。

Cente TCP/IPv4

TCP省コピーAPI対応

バッファコピーを行わないTCPのAPIに対応。

TCPキープアライブ対応

RFC1122で規定されているTCPキープアライブ機能に対応。

マルチIP対応

同時に複数のI/FでTCP/IPを利用できるマルチIP機能に対応。

tcp_con_cep()不具合修正

初期化せずに使用している変数が存在したので修正。

tcp_con_cep()でRESETを受信したときの不具合修正

外部に接続を試みたときに相手からRESETを受信すると、内部状態が「接続試行中」のままになり、次回以降tcp_con_cep()を呼ぶと正しく動作しない不具合を修正。

外部からTCPSYNを受信したときの遅延修正

外部からTCP接続を受けたとき、応答のSYNACKを返すまで60msec程度ウエイトが入る不具合修正。

tcp_rcv_dat()の返り値修正

tcp_rcv_dat()でデータ待ちのとき、相手から接続されると長さ0でE_OKを返していたので、E_CLSを返すよう修正。

tcp_snd_dat()不具合修正

TCP接続完了状態でないときにtcp_snd_dat()を呼ぶと関数から戻らなくなる不具合修正。

tcp_rcv_dat()不具合修正

tcp_rcv_dat()を呼んでいるタスクが削除されると、その後tcp_cls_cep()を呼んでも受信状態から抜けられなくなる不具合修正。

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