Cente FileSystem

メタデータ保護機能使用時 残容量が必要以上に消費されてしまう不具合について


発行番号: Cente101-0119
Rev: 第1版
発行日: 2023/03/31

【題名】
メタデータ保護機能使用時 残容量が必要以上に消費されてしまう不具合について

【適用製品】
Cente FileSystem Ver6.10 ~ Ver6.42

【影響API】
fopen_uni, fputc, fputs, fwrite, rename_uni, move_uni, chg_filelen, mkdir_uni

【現象】
FAT32かつメタデータ保護機能が有効なメディアに対して、
2クラスタ分以上の長さのファイルを書き込むとファイルシステムの空き容量が化ける。
get_dev_free_uni()が返す残容量が renew_fsinfo_uni() の前後で変化する。

【原因】
FAT32の場合は、FAT領域を消費した場合にFSINFO領域内の「free cluster count」情報を更新しますが、
実際の消費より余計にカウンタ値を更新していました。

【回避方法】
FAT32またはメタデータ保護機能を使用しない

■プログラムによる回避方法
修正ソースにつきましては、弊社サポートまでお問い合わせ下さい。